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アフリカビジネス

アフリカで展開する医療トレーニングサービス「MedicScan」 はどんなサービスを提供しているのか?

私たちが2020年から行っている医療教育事業「MedicScan」について説明していいきたいと思います。MedicScanはアフリカの医療従事者への医療教育/情報を提供するプラットフォームとしてケニアを中心にサービスを展開しています。

アフリカで展開する医療トレーニングサービス「MedicScan」 はどんなサービスを提供しているのか?

弊社は、2020年のコロナ渦になる直前に、医療教育事業に大きく舵を切りました。2020年から2022年の間は医療ウェビナーを中心に、現地の医師ととも医療知識の改善を進めてきました。

本日は、私たちが2020年から行っている医療教育事業「MedicScan」について説明していいきたいと思います。MedicScanはアフリカの医療従事者への医療教育/情報を提供するプラットフォームとしてケニアを中心にサービスを展開しています。

目次:

医療教育には2つのサービスを提供している

メディカルウェビナーは1回で400名を集めるマーケットチャンネル

医療トレーニングは教育を通じた製品プロモーション

アフリカでの富裕者層へのマーケットチャンネルとしてつかう

 

医療教育は2つのサービスを提供している

私たちのサービスは2つに分かれています。1つはオンラインを中心としたメディカルウェビナー。もう一つは、オンラインとオフラインのハイブリットで提供される医療トレーニングサービスです。

メディカルウェビナーは1回で400名を集めるマーケットチャンネル

私たちは2020年からこれまで100回以上のメディカルウェビナーを実施し、延べ1万人の医療従事者に対して医療情報を提供してきました。現在は3000名の医療従事者の顧客リストを保有しております。なぜ、私たちへのウェビナーを提供できているかといえば、私たちは現地の医療認証機関から医師免許更新に必要なConutines Professional Point (CPDポイント)を提供する組織として公に認められております。

私たちのウェビナーに関するトピックは幅広く、ガン、糖尿病、COVID-19、メンタル、不妊治療について実施しており、全てオーダーメードで行っております。

ウェビナーのプロセスは下記の通り

  1. ウェビナートピックの設定

  2. 現地のスピーカーの医師の選定

  3. 弊社の顧客データへのダイレクトメール/SNSグループへの発信

  4. ウェビナー登録

  5. ウェビナーの実施

  6. 終了後のメールマーケティング

  7. リードリストの作成

を行っております。私たちが実施していて特に参加率が多くなるのは日本からの医師が参加していること、現地のトレンド(COVID-19やエボラ出血熱など)にマッチしている場合に特に参加数が多くなる傾向にあります。

下記は、弊社がウェビナーを行ったの時の参加医師の専門性に関するグラフです。

これらのグラフから、専門性を持たない一般診療医の参加が62%です。それ以外には、内科医や産婦人科医などの専門医の参加している。ウェビナーの同時参加者数も360名を維持し、ケニア以外にもウガンダ、ザンビア、タンザニア、コンゴなど参加があった。

弊社が企画するウェビナーにスポンサーをしていただければ、効果的にアフリカの医療従者にアプローチすることができます。

医療トレーニングは教育を通じた製品プロモーション

弊社は、スキルトレーニングも提供しており現在はPoint of Care Ultrasound(以下、POCUS)を中心にサービス提供しております。POCUSトレーニングは、3ヶ月間にわたって行うカリキュラムであり、オンライン講座、ミニテスト、技術トレーニング、画像評価、最終試験をクリアすることによって現地の医師は証明書を取得することができます。現地の医師は技術スキルの取得には非常に熱心に取り組んでいます。

弊社は2022年に経済産業省が実施した「アフリカ市場活力取り込み事業実施可能性調査事業」に参画企業として採択を受け、実証試験およびビジネス調査を行いました。
デロイトトーマツ:https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/public-sector/articles/gv/meti-africa-dx-survey-selection-results.html

 

この結果を受けて、我々は15名の医師を現地トレーナーとして育成を行い、現在は50名の医師が弊社のトレーニング受けています。将来的にはケニアの医師の多数が弊社のトレーニングを通じてスキルを身につける予定です。今後は、このサービスを東アフリカ、西アフリカへサービスを展開していきます。

この医療教育の重要なところは使用している機材は、今後ケニアでプロモーションを行いたい機材を使用しているということです。これにより、現地の医療従事者を教育しながらマーケティングもできてしまうということです。

アフリカでの富裕者層へのマーケットチャンネルとしてつかう

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公的な組織が発表する資料には、アフリカの貧困層に関する資料が多くインターネット上に溢れていいます。弊社は普段コミュニケーションしている医療従事者は、収入が安定してる中間所得層以上に方々になります。よって、現地にマーケットインする最初の顧客ターゲットとして医療従者へのカスタマージャーニーやエンパシーマップなどを用いて分析することも有効であると思います。
この顧客層のニーズを明らかにすることができれば、皆さんの製品やサービスが一気にアフリカに広がるのも夢じゃないかもしれません。

アフリカの医療従事者や富裕層へのアプローチは、弊社のプラットフォームを活用することができます。下記よりお気軽のお問合せいただければ幸いです。

原健太

原健太

原健太(はら・けんた):東京農業大学大学院修士課程(国際農業開発学)を卒業後、同大学にて助手として勤務。2014年にJICA青年海外協力隊として野菜を通じたヘルスプロモーションを行うためサモア独立国に赴任。帰国後は、立命館大学にて、大学リサーチアドミニストレーター(URA)として知的財産管理、新規事業開発、プロジェクトマネジメントに従事。大阪大学・立命館大学リーンローンチパッドプログラム修了。同プログラムのメンターとして参画。東京大学ischool(デザイン思考)アドバンスド・ファシリテータープログラム修了。ソーシャルマーケティングを行う『AfricaScan』のゼネラルマネージャーとして、ケニア・東アフリカの医療課題の解決や健康増進に関わり、AA Health Dynamics株式会社を設立。アフリカ・アジアのヘルスケア課題の解決を日本のパートナー、テクノロジーと共に目指します。

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